FC2ブログ
プロフィール

山下功

Author:山下功
International Network Go Organization President
NPO法人囲碁文化継承の会 理事長
オール慶應囲碁の会 会長
ふなばし囲碁協会 会長
山下塾 塾長
浄土真宗僧侶

毎年千葉県、東京都の幼稚園児・小学生400人超に、仲間たちとともに囲碁入門を指導しています。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QRコード
TOP > 2019年08月

墓仕舞い   2019.08.02

父親の代から引き継いだ墓は長崎の三重というところにある。キリスト教と仏教・浄土真宗の接点ともいえる近くに位置する村では敬虔な門徒が多い。どの家でも仏壇は間口一間の金仏壇で墓も立派に作る。父親は毎年旧盆の時期に帰郷して墓参りをしていた。父の死後父と先祖の骨は分骨して船橋市営の墓に納めた。長崎の墓の管理は、広い墓の半分を使ってもらっている親戚に頼み、寺には冥加金に添えてお中元、お歳暮を送るだけであった。墓は二つは要らないから、長崎の方は自分の代で終いにしなければ、と思い住職に相談した。28年前に釋順海という得度名をつけてもらったのは引退した先の住職である。運のよいことに、既に合葬用の納骨堂が作られてあって、そこに納めることが叶った。本家の当主立会いのもと、住職が墓の魂を抜き、寺に戻って永代供養の法要をしてもらった。あとは墓石と法名塔を運び出してもらうだけである。手続きを待っている間、先代の住職と三局対局した。日頃仲間と定期的に碁会を開いているくらい囲碁好きな人だから、喜んでもらえたと思っている。思い起こせば、七十余年前、この三重村の従兄が上京してひと月余り我が家に滞在していた時に、教えてもらったのが囲碁との出会いである。墓終いをしたとはいうものの、生きている限りこの地とは縁が切れるものではない。
IMG_0380.jpg
«前のページ  | HOME |  次のページ»