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プロフィール

山下功

Author:山下功
International Network Go Organization President
NPO法人囲碁文化継承の会 理事長
オール慶應囲碁の会 会長
ふなばし囲碁協会 会長
山下塾 塾長
浄土真宗僧侶

毎年千葉県、東京都の幼稚園児・小学生400人超に、仲間たちとともに囲碁入門を指導しています。

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TOP > 仏教

49日   2018.01.13

甥から姉の49日の法要の案内が来た。導師は葬儀をお願いした山田勝慧師である。甥はすでに住まいの日本間に仏壇を購入し祭っており、墓はいずれ整理して生前母親の希望していた樹木墓を沿線に探すようである。食事の席で山田師は甥、姪に墓地と仏壇の違いについて明瞭に解説した。浄土真宗においては墓地は故人と残された者の思いが触れ合う場、仏壇は毎日の暮らしを如来の大慈悲に感謝する場である。両親の墓参に熱心だった姉の思いが息子、娘にどんな風に伝わっているのだろうか。それにしても親を見送る、という初めてのことを、甥は一人でよく務めた。
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直葬   2017.12.22

兄の葬儀は直葬で営まれた。14年前に脳梗塞で倒れてから友人関係も希薄になって参列する人も少ないとの判断からであろう。葬儀社が手配した浄土真宗の僧侶が法名を付け、火葬する前に花で埋め、重誓偈、短念仏、回向と経を読んで、帰った。収骨には暗記している讃仏偈を自分が読み、仏事を務めようと決めていた。いざ2、3行読んだら姉の時と同じで言葉が続かない。五人家族で育ったが、父母、兄姉が逝って、とうとう自分一人残ったという寂寥感がこみ上げてきた。直葬は都市部では五組に一組くらいと聞いていたが、、介添い役の葬儀社の人に聞くと、東京、神奈川では6~7割になっていて、ことに芸能関係では9割だと言う。また直葬の後お別れ会をすると言っていても実際に行うのは一割、と聞いた。直葬は経済的な理由で福祉的なサービスとして行われてきたが今や葬儀方法の一つの形態として定着しているようだ。
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旅立ち   2017.12.20

姪から兄が亡くなったと知らせがあった。あと1、2か月と聞いていたので今年中に見舞おう、と思っていた矢先である。夫婦でテレビを見ていて兄嫁がウトウトしている間に次なる世に旅立った、という。浮き沈みの多い兄だったが、平穏な死に方である。前日に娘の一家が来て孫が泊まったその夕方ということで「ありがとう」の気持ちも伝えたことだろう。最後の仕事は五反田で経営していた碁会所「秀栄」である。中国、タイとの囲碁国際交流にも努め、それなりの存在は示していた。中国棋界重鎮王汝南さんからは会うたびに「お兄さん元気?」と聞かれていた。先月末発刊された洪清泉著「碁の強い人はどのように上達してきたか?」の中に、碁会所「秀栄「」」の記述が二か所ある。棺にいれる。     PC190172.jpg
合掌

導師予約   2017.12.03

姉の葬儀が執り行われた。甥と姪から相談を受けたが、姉が望んでいたとおりに、ごく内輪の家族葬を奨めた。甥がたまたま選んだ式場は、中学、高校と姉が学んだ学園のすぐ近くであった。今流行りの家族葬に相応しいこじんまりしたつくりの式場である。導師には仏教上の弟弟子にあたる山田勝慧師にお願いした。事前に姉のことを説明していたので、それに沿ったお経の組み立てと法話を準備してくれていた。通り一遍の仏教の教義の法話ではなかったので、母親の死をどう受け止めるか、残された家族の心にすとんと落ちたようである。斎場で待つ間に、自分が死を迎えたときにも導師を務めてもらうように予約しておいた。
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導師   2017.11.30

毎朝正信偈のおつとめは欠かさない。時間がないときは早口で読むが、普通は10分くらいかけてよむことにしている。今朝もいつも通りに始めたが、姉との一コマ一コマが浮かんできて読み続けられない。何度も言葉が詰まる。子供のころ父親が熱心な門徒だったので毎朝父親の後ろに兄弟が並んで一緒に読経していた光景が目の前に蘇ってくる。またどんな思いで死を迎えたのか、苦しまなかっただろうかと頭の中を駆け巡る。集中できず言葉が詰まる。喪主に当たる甥、姪に「叔父さんが導師になって送るよ」、と言っていたが、これではとても務まらないことが分かった。仏教上での弟弟子にあたる山田勝慧師にお願いしたら、予定を動かして快く引き受けてくれた。法名の原案は姉の生きてきた道を知っている弟の自分が付けることにした。心が落ち着いてきた。
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