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プロフィール

山下功

Author:山下功
International Network Go Organization President
NPO法人囲碁文化継承の会 理事長
オール慶應囲碁の会 会長
ふなばし囲碁協会 会長
山下塾 塾長
浄土真宗僧侶

毎年千葉県、東京都の幼稚園児・小学生400人超に、仲間たちとともに囲碁入門を指導しています。

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TOP > 仏教

弔メール   2019.06.05

北見の小林さんが亡くなられた、と息子さんからメールが入った。かれこれ十年前になるだろうか、小林さんは千葉県の病院で心臓の大きな手術をされて、しばらくのあいだ息子さんの家で療養されていた。小林さんの孝行息子さんが囲碁好きな父親の為に相手をネットで探していて、縁あって私のところに連絡が来た。一度手合わせし、その後定期的に診てもらいに船橋に来た時は、息子さん宅や拙宅で囲碁を打った。たしか孫娘とも打っていただいたと記憶している。品格のある棋風であった。北見での葬儀時刻に読経させてもらう旨、メールを送った。息子さんはそのメールをプリントして霊前に供えてくれた。弔電ならぬ弔メールである。法名を釋一向と頂いた。天寿を全うされ見事お浄土に旅立たれたであろう。  合掌
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東寺展   2019.04.24

「京都の大宇宙」とサブタイトルのついた東寺展を観に出かけた。東寺講堂から15体の仏像が出品されている。11体が国宝でぐるりと回って観られるのはありがたい。空海が唐から持ち帰った密教法具の数々、長さ5メートルはありそうな曼荼羅の数々、31の国宝、60の重要文化財は時間をかけて観なければ味わい尽くせないボリュウームである。特に心に残ったのは、書道史に貴重な空海の風信状と平安時代の地蔵菩薩立像である。ほの暗く密教寺院の空間の趣を漂わせる展示室で時空を超えた芸術品の数々に時を忘れてシビれた。

帝釈天騎象像(写真撮影許可)
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49日   2018.01.13

甥から姉の49日の法要の案内が来た。導師は葬儀をお願いした山田勝慧師である。甥はすでに住まいの日本間に仏壇を購入し祭っており、墓はいずれ整理して生前母親の希望していた樹木墓を沿線に探すようである。食事の席で山田師は甥、姪に墓地と仏壇の違いについて明瞭に解説した。浄土真宗においては墓地は故人と残された者の思いが触れ合う場、仏壇は毎日の暮らしを如来の大慈悲に感謝する場である。両親の墓参に熱心だった姉の思いが息子、娘にどんな風に伝わっているのだろうか。それにしても親を見送る、という初めてのことを、甥は一人でよく務めた。
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直葬   2017.12.22

兄の葬儀は直葬で営まれた。14年前に脳梗塞で倒れてから友人関係も希薄になって参列する人も少ないとの判断からであろう。葬儀社が手配した浄土真宗の僧侶が法名を付け、火葬する前に花で埋め、重誓偈、短念仏、回向と経を読んで、帰った。収骨には暗記している讃仏偈を自分が読み、仏事を務めようと決めていた。いざ2、3行読んだら姉の時と同じで言葉が続かない。五人家族で育ったが、父母、兄姉が逝って、とうとう自分一人残ったという寂寥感がこみ上げてきた。直葬は都市部では五組に一組くらいと聞いていたが、、介添い役の葬儀社の人に聞くと、東京、神奈川では6~7割になっていて、ことに芸能関係では9割だと言う。また直葬の後お別れ会をすると言っていても実際に行うのは一割、と聞いた。直葬は経済的な理由で福祉的なサービスとして行われてきたが今や葬儀方法の一つの形態として定着しているようだ。
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旅立ち   2017.12.20

姪から兄が亡くなったと知らせがあった。あと1、2か月と聞いていたので今年中に見舞おう、と思っていた矢先である。夫婦でテレビを見ていて兄嫁がウトウトしている間に次なる世に旅立った、という。浮き沈みの多い兄だったが、平穏な死に方である。前日に娘の一家が来て孫が泊まったその夕方ということで「ありがとう」の気持ちも伝えたことだろう。最後の仕事は五反田で経営していた碁会所「秀栄」である。中国、タイとの囲碁国際交流にも努め、それなりの存在は示していた。中国棋界重鎮王汝南さんからは会うたびに「お兄さん元気?」と聞かれていた。先月末発刊された洪清泉著「碁の強い人はどのように上達してきたか?」の中に、碁会所「秀栄「」」の記述が二か所ある。棺にいれる。     PC190172.jpg
合掌
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