プロフィール

山下功

Author:山下功
International Network Go Organization President
NPO法人囲碁文化継承の会 理事長
オール慶應囲碁の会 会長
ふなばし囲碁協会 会長
山下塾 塾長
浄土真宗僧侶

毎年千葉県、東京都の幼稚園児・小学生400人超に、仲間たちとともに囲碁入門を指導しています。

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TOP > 詩吟

恩師   2016.12.05

横山岳精先生が逝去された。日本一の詩吟の先生として敬っていた。人前で大きな声が出せるようになったのは岳精先生のお蔭である。七條兼三さんの詩吟教室に毎週指導に来られていた。指導の前の自説の解説は独自の史観によるもので楽しみであった。秋葉原を離れてから疎遠になったが年に一回の岳精流全国大会には時々観に行きご挨拶をした。昨年の大会で懐かしそうに「やあ」とお声をかけられた姿はしっかり瞼に焼付いている。流統の継承も念願通り済まされ99歳の長寿と吟道を全うされたご生涯を敬する。  合掌
真善美 横山岳精
詩を吟ずることにより真なるものに触れ
詩を吟ずることにより善なる心を呼び起こし
詩を吟ずることにより美なるものに感動する
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漢詩朗詠   2015.10.09

昨年中国西安市に囲碁交流に行った折、懇親会の余興で中国の若き友人金氏と漢詩中国語朗詠と日本語詩吟を披露しようと相談した。有名な漢詩の題まで決めたが、懇親会の会場が大きなレストランだったので「場違いだね」と断念した。今月中旬、西安市囲碁団を迎えての懇親会の余興は船橋名物のバカ面踊りとした。バカ面踊りが入れば、他に余興は必要ないが準備として漢詩の中国語朗詠と日本語詩吟を一人でやろうと考えている。中国語朗詠のCDを探してみたが適当なものが見つからなかった。いろいろ探してみたら「声に出してよむ漢詩名作50」にたどり着いた。出版社のHPから中国語朗読と古風朗詠がダウンロードできる。古風朗詠は日本の詩吟に通じるところがある。韻律と声調の中国語の響きが伝わってくる。まずは「山中幽人と対酌す」をわがものとする。
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詩吟の稽古   2013.08.20

コナミスポーツ船橋のプール脇の採暖室は、しっかりした造りで音が外へ洩れない。プールでM氏から、秋に公民館と福祉センターで詩吟をやるので聴いてもらいたい、と頼まれた。以前に一度だけ採暖室でM氏の詩吟を聴いて、その一節を模範として吟じたことがある。それ以来詩吟の先輩としてよく話しかけられるようになった。M氏が秋に吟じることになった「金州城下作」を、採暖室で聴いた。この前と人が違うくらい声が出ている。継続して勉強している成果である。絶句を吟じるのは1分50秒が基準である。2分以上かかっているので、テンポを速めるよう勧めた。昔、この詩の結句の「立つ」をどんな風に表現するか、苦心した覚えがある。「起立」の立つ、でなく死屍累々の戦場での「立つ」、である。一昨年大連を訪問して、乃木さんの「三絶」を吟じた折の光景が、そこいらじゅうに建てられた反日の看板とともに瞼に甦ってきた。

金州城下作  乃木 希典

山川草木轉荒涼 さんせんそうもく うたたこうりょう
十里風腥新戰場 じゅうりかぜなまぐさし しんせんじょう
征馬不前人不語 せいばすすまず ひとかたらず
金州城外立斜陽 きんしゅうじょうがい しゃようにたつ

模範吟   2012.12.17

家人の薦めで隣のコナミスポーツのプールで水泳、水中ウォークを日常の生活に取り入れて久しい。家人はプールでの友人が多い。深刻な悩みを打ち明けられることもあるようだ。それに比べ男はプールでの友人作りは下手である。やっと何人か、にこりと挨拶する人ができた程度だ。その内の一人Mさんは詩吟が趣味である。プールに付属する速暖室で詩吟を練習していると聞いていて、Mさんと水中ウォークしていた折、私も以前詩吟を学んでいた、と話したことがあった。たまたま一緒にプールから上がって速暖室で詩吟の指導を頼まれた。まずはMさんの詩吟を聴いた。初伝、中伝、奥伝、総伝と進んだ経験から耳は超えている。吟歴1年半の吟は、総伝までいった者が聴けばいろいろ批評はできるが、初めて吟を聴いたときの心得は批評でなくその人の良い点を見つけることである。Mさんは発音がはっきりしている。特に母音が正確である。模範吟というわけだはないが出だしの所を吟じた。これから時々Mさんに吟を聴いてもらことが多くなりそうだ。車の中での吟の勉強が必須となってきた。

勧学の文   2011.09.09

 北海道から名医を求めて船橋に治療に来て縁を得たKさんから葉書を貰った。大手術をしてから何回か囲碁を打った。話してみると詩吟が趣味で北見で詩吟を学んでいる。手帳の音符を見ると佐々木岳風先生の流れをくむ流統とわかり、横山岳精先生門下として更なる縁の深まりを感じていいた。葉書には朱熹の漢詩「勧学の文」が書かれてある。

謂ふ勿れ、今日学ばずとも来日有りと。
謂ふ勿れ、今年学ばずとも来年有りと。
日月逝けり、歳は我と延びず。
嗚呼、老いたり、是れ誰の愆(あやまり)ぞや。

転句、結句の二行に共感を覚えないかとの意と思われる。
 ところで過日「第二回千葉県の市と町の囲碁大会」があり、人集めを少し手伝った。大会を観に行き2年ぶり3年ぶりに会う棋友が歳を取ったと感じ寂しく思ったばかりである。無論相手も同じように感じたであろう。
 明日の山下塾での素読には言志晩録を読むことにしよう。

少くして学べば、則ち壮にして為す有り。
壮にして学べば、則ち老いて衰えず。
老いて学べば、則ち死して朽ちず。



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