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プロフィール

山下功

Author:山下功
International Network Go Organization President
NPO法人囲碁文化継承の会 理事長
オール慶應囲碁の会 会長
ふなばし囲碁協会 会長
山下塾 塾長
浄土真宗僧侶

毎年千葉県、東京都の幼稚園児・小学生400人超に、仲間たちとともに囲碁入門を指導しています。

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TOP > 読書

上野のお山   2018.08.18

以前から上野公園を上野のお山と言っていた。恩人の七條兼三さんの自宅が上野公園の中にあったのでよく上野公園には行っていた。JRの公園口からだと坂もなくお山という感じは全くない。京成の改札から不忍の池を左に見て公園に行くと動物園の前まではかなり坂道が続く。つい数日前にこの坂を上がって息が切れて、「お山」と言うのも分かった、と思った。ツン読で溜まった本を片付けようと読み出したのは、浅田次郎さんの「黒書院の六兵衛」である。この中に彰義隊が籠っている状況が書かれている。先に読んでいたら本に出てくる黒門跡、東照大権現、将軍六代霊室などを一巡りしたであろう。本は読むタイミングにより味わいの深まりの差が大きい。
上野公園

書店   2018.03.25

先月末船橋駅前の西武デパートが閉店した。買い物はともかく長く通っていた三省堂書店が無くなったのが痛い。最近は手軽なのでアマゾンで注文するが、題名だけで買うと失望することが多い。やはり書籍は手に取り目次を見てパラパラとめくってみなければ自分の読みたい本かどうかわからない。やむなく駅近くの大きな三店を回ったが、いずれの店も三省堂にくらべて売り場が狭く探す本の類書が少ないと感じた。一駅先の津田沼駅には丸善がある。ここは三省堂より広いがまだ馴染がない。ある程度通わないと求める書籍が並んでいる棚にすっといけない。これは慣れるしかない。月に一回は津田沼に行くので、その都度通うことにした。
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書友   2018.01.05

ほしの会の古い友人Uさんの上司だったFさんとは30代、40代は強いて言えば雀友であった。週に2回は彼の運転する車で深夜寄り道して送ってもらっていた。。奥さんに先立たれた十数年前あたりから、主に彼の著作を媒体にした著者と読者の付き合いになったように思う。まるで作家が本業になったかのように次々と日本の歴史書を上梓している。装丁も本格的で立派なつくりである。今回贈ってきた本を合わせると11冊となる。年々筆が早くなり半年に一冊のペースで書き上げる。特に今回贈呈された「大日本帝国落日の詩」は、まるで彼のなかにある汲めども尽きない水脈からほとばしり出たかのような感じを受けたので、きっとすらすらと書けたのではなかろうか、と推察した。それはさておき、日身さんに読み終わった本を何とかして、と促されて、積んであった本を纏めてブックオフに出かけた。代わりに、宮部みゆき「三島屋変調百物語事始・おそろし」、これは日身さんのリクエスト、加藤廣「秀吉の枷」上下、佐々木譲「警官の血」上下、柳広司「ダブル・ジョーカー」、、浅田次郎「マンチュリアン・リポート」・・・なんとも脈略のない本を選んだものだが、新刊同様で、汚れのないものを探していたら、図らずもこうなった。すべて一冊200円である。ま、案外面白いかもしれない。
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男女脳   2017.08.18

このところ読もうと思っている本が20冊ほど溜まってしまった。月に一回ブックオフの店舗内を通過していく囲碁の会があり、そのとき眼に入った本を買う。新聞の書評で興味を持った本、新聞雑誌で講演録を読んで講演者を知ろうと思って買う本、友人から読んでみないか、と送られる本などなどが積み重なっている。1冊を読んでから次に移るのと、何冊か並行して読むことがある。軽く手にした黒川伊保子の本は面白かった。ハウツーものは好きではないが、独自の脳研究から男女脳のすれ違いを書いている。本は薦められても自分の感性に合わないと読まないので、人に贈ることはほとんどしない。しかしこの本はもしかすると女性社員に多く接している人ほど、成程と膝を打つかもしれない。営業マン20人のうち女性が8割を占めている男に手紙を添えてこの本を送った。
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幻庵   2017.02.04

ベストセラー作家の百田尚樹さんの「幻庵」を読まなければと思いながら書店に行けずに遅くなってしまった。げんあんと思っていたらげんなんと読むのが正しいと初めて知った。囲碁を打つ者なら文中の囲碁の局面での緊迫した感じはわかる。百田さんが囲碁を嗜むことはタイトル戦就位式の祝辞を聞いて知っていた。それにしても局面での緊迫感のある表現は流石ベストセラー作家と唸らせる。囲碁の専門的な解説は福井正明九段と聞いている。福井九段とは彼が日本棋院院生の時からの縁である。高校生の頃に大田区の蓮沼にあった最初の囲碁の師渡辺祿郎先生のところに通っていたが、そこは当時の院生のたまり場であった。彼をはじめ安倍、高木、黒沢、菅野、小島、川本、小杉、江面等々多く出入りしていた。碁盤があるのと同時に和綴じの棋書が多くあった。今日ほど棋書が出回っていない時だけに和綴じの棋書を手写しして昔の名人の碁を勉強するには貴重なところであった。「幻庵」に出てくる古碁を空で並べる場面はそのころの勉強が生きていると懐かしく思い出された。二日間で読み切ったが場面に出てくる棋譜を並べながら読むと一層面白さが増すであろう。
子供のころ感銘した68と70の妙手
丈和
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