プロフィール

山下功

Author:山下功
International Network Go Organization President
NPO法人囲碁文化継承の会 理事長
オール慶應囲碁の会 会長
ふなばし囲碁協会 会長
山下塾 塾長
浄土真宗僧侶

毎年千葉県、東京都の幼稚園児・小学生400人超に、仲間たちとともに囲碁入門を指導しています。

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TOP > 鑑賞

狂言   2016.10.27

船橋市民文化ホールの狂言の夕べに野村萬斎さんが出演する。わざわざ国立能楽堂に出向かずに観られるのはまたとないので日身さんと観に行った。会場が多目的ホールであるから二階席からも見えるように、屋根はなく柱も途中で切れている。二階席の最前列の席だったので狂言を鳥瞰して観た格好になる。実演の前に萬斎さんの解説から始まった。会場には狂言を観たことがない観客が半数くらいいるので丁寧な解説である。「蚊相撲」は大名が新しい召使を雇う話であるが、雇われるために得意なことを色々言う場面がある。弓、鞠、包丁、碁、双六、馬、相撲等当時の代表的な芸能である。萬斎さんが碁のことをどんな風に説明をするか楽しみに聞いていたら碁には触れなかった。たぶん囲碁を嗜まないのであろう。二つ目の演目、萬斎さんが親鬼を演じる「首引」の何ともユーモラスな動作を観て600年の伝統を持つ上品な娯楽の世界に惹き込まれた。
狂言

虎ノ門ヒルズ   2016.08.15

開業して2年になる虎ノ門ヒルズに初めて行った。ホテルとオフィスがあるのは承知していたが住戸があるのは知らなかった。自分の住いの18階と比べ37階から46階と倍の高さから観る毎日の眺めはどんなものかと頭を巡らせる。ゆったり観られるのは芝生広場のある庭園である。庭園に面したレストランで昼食をとり気が付くと丁度12時である。毎年8月15日12時には黙祷をすることにしている。広場に出て一分間の黙祷をした。囲碁の対局で秒読み1分間以内に着手する経験は多くあるが、これは特別の一分間である。ひもじい毎日であったが、その中で母親が食べ物確保の苦労をしていたことが思い浮かんでくる。眼を開け周りを見渡したが黙祷している人は一人も居なかった。
虎ノ門ヒルズ

ルノアール展   2016.08.14

ルノアール展を観に行った。来週22日に終了のためかなり混雑している。1章から10章に分けテーマごとに展示してあって鑑賞しやすい。圧巻は初来日の「ムーランドラギャレット」の展示フロアである。向かい側には「田舎のダンス」と「都会のダンス」が展示してある。10章は裸婦「芸術に不可欠な形式のひとつ」。ゴルフ仲間で日曜画家のK君はこのところ裸婦を描いているので、必見、とメールしておいた。新国立美術館を観るときの定宿は鳥井坂の国際文化会館である。名庭園がライトアップされていたので、蚊に刺されるのも厭わず散策した。
国際文化会館

仏縁   2016.03.29

就職せずに起業した塾生OBの事務所に絵画か書を贈ろうと眠っている押入れをひっくり返した。書の出版に関わっていた四十代半ば、植村和堂先生に書いてもらった「仏」の額が出てきた。この「仏」の書は何とも柔らかい雰囲気で気に入っているが若者の事務所には向かない。ふと頭に浮かんだのは山田勝慧君である。彼は、私が僧籍をとった時の勉強法を教えたゆえか、自ら順海(山下の法名)の弟弟子と称している。思い立ったら吉日、と彼に電話したところ何とタイミングのよいことに丁度隣のコナミに向かっている途中だったので観に寄ってもらった。「阿弥陀堂」と名付けて彼の修行の場にしている亡き母上の離れに飾ってくれると言う。ことのついでに彼が定年後老人福祉施設の施設長だったので、風景画3点をその施設に飾ってもらえないか聞いてみた。これも快く請け負ってくれた。我が家の押し入れに潜んでいたものが人様の眼を楽しませることになろうとは・・・これもひとえに仏縁と言うべきであろう。
仏

千葉県美術会展   2015.10.15

第65回千葉県美術会県展に彫金作家松岡美穂子氏の作品が出品されている、というので千葉県立美術館に行った。千葉県に住んでいながら県美術館を訪れたのは初めてである。前期、後期に分かれていて、後期は工芸と絵画である。超大作から細密なものまでおびただしい数の作品が展示されている。そのうち工芸部門の作品には吸い込まれそうなものが沢山あった。千葉県美術会理事の作品は特別なガラスケースに飾られている。今日の目的の松岡美穂子氏の彫金作品もそのケースに展示されていてその存在感に圧倒される。この春ご自宅に伺った折に拝見したもので、オニ蓮の葉の上で擬人化された蛙が二輪車に乗ってトランペットを吹いている構図である。鹿のバックスキンの額装が見事に作品の品格を上げている。今回は展示されていないが、同じモチーフのオニ蓮の葉の上でチェロを弾く蛙、ピアノを弾いている蛙等々の作品群がある。この連作が松岡美穂子氏の代表作になるのかもしれない。それにしても凄い芸術家にご縁をいただいたものである。千葉県美術会の理事とは県展に出品された作品の審査員も務めるのであろうか。その立場がどのくらい高いものであるのか、想像もつかない。ここで作品の写真撮影が許されているのはありがたい。陶芸で挑戦したい作品が何点か見つかった。
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